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2014-08-01

第34回全日本トライアスロン皆生大会初出場参戦記

34回 全日本トライアスロン皆生大会  初出場

 

 

                              石川道場

  北岡 誠

 

【はじめに】

トライアスロンを初めて観戦したのは、第1回ハワイトライアスロンIN湯梨浜大会でした。

自らの限界に果敢にチャレンジしている選手の姿に感銘し「いつかはトライアスロンをしてみたい」と憧れを抱きました。

その後、地元の練習会に参加させて頂きました。20年以上のトライアスロン経験がある鉄人の方から、私と同じくこれから挑戦する初心者の方など多くの仲間ができました。また、諸先輩のトライアスロン経験談・練習方法などについてのアドバイスを頂き、夢はますます膨らむ一方です。そして練習会の仲間と共に、第31 全日本トライアスロン皆生大会で団体の部に参加させて頂きました。私はランを担当させて頂き、短い時間ではありますが鉄人の皆さまと同じ舞台に立ち、ボランティア・沿道の皆さまと共に感動と喜びを分かち合い、大会の雰囲気を肌で感じる事が出来ました。「次は、個人の部でゴールしたい!」トライアスロンへの憧れが、この時に確かな目標へと変わりました。

しかし、ランしか出来ない自分が何をすべきか…。まずは、12時間以上にわたり競技が出来る体力を養うために100キロマラソンに挑戦しました。「2012えびす・だいこく100キロマラソン」をなんとか無事に完走し体力的には自信を付け、スイム・バイクの練習を徐々に始めていきました。

2.3.4回ハワイトライアスロンIN湯梨浜では、運営・ボランティアにも関わりを持たせて頂きました。数か月に及ぶ会議、町・警察・漁協との打ち合わせなど、大会が開催されるまでには幾多の苦労と困難がある事を知りました。と同時に、地域の方の理解と協力・ボランティア、スタッフに支えられ大会が成り立っている事に大きな感謝を致しました。

そして、第32.33 全日本トライアスロン皆生大会ではローカルマーシャルを経験させて頂きました。トライアスロンのルールとマナー、大会が安全・公平に開催される事の重要性を学び、その後に3級審判資格を取得いたしました。自身の競技力を高めると共に、運営やルールを理解することでトライアスロンの魅力は更に高まっていきました。

こうした地道な活動を評価して頂き、鳥取県トライアスロン協会の推薦選手としてこの度、第34 全日本トライアスロン皆生大会に参加させて頂きました。「いつかはトライアスロン!」夢はやがて目標となり…その3年後には現実となったのです。

 

 

 

 

【結果】

目標は3つ ①絶対完走 ②全ての方に感謝の挨拶 ③参加選手NO.1笑顔 です。

スイムは一番の苦手な種目です。三朝っ子「山育ち」なので海を泳ぐことに対して、強い恐怖心を抱いていました。しかし、この日…、日本海とは思えぬ波ひとつない穏やかな海でした。まるで初心者の私を歓迎してくれている様子です。「これなら行ける」覚悟を決め号砲と共にスタート!バトルを避けるためにコース外側に位置取りをしました。周囲にはあまり選手の姿はなく、目立った混雑はありません。クラゲや小魚の群れを見る余裕もあり、練習の時と同じようにゆったりと泳ぐことが出来ました。

1時間0030秒=3キロ

バイクは大山周辺から淀江・中山を巡ります。激しいアップダウンが続きその特徴からジェットコースターとも呼ばれる皆生大会の醍醐味と言えるバイクコース145キロ!

5時間を超える長丁場の戦いです。スタート後、サイクルコンピュターが設定ミスにより作動しません。「しまった~」アクシデントにより少し動揺しましたが、「まぁ、しょうがない」現実を受け入れ気持ちを切り替えます。逆にスピードやアベレージを気にせずに、余計な事を考える必要が無くなりました。

「腹が減っては、戦はできぬ」エイドステーションでは、おにぎり・梅干し・スイカなど頂き腹ごしらえをして、しっかり水分も補給します。何より一番は嬉しかった事はボランティアの皆さまの声援から元気を補給させて頂いた事です。淀江から中山間のジェットコースターは、週末に地元の練習会メンバーと何度も何度も繰り返し練習を行いました。やるべき事は全てやった!自分を信じて!自信を持って挑む!「ありの ままの 姿見せるのよ~♪」と、流行の歌を口ずさみながらリラックスムードで漕ぎ続けました。最後の日野川の土手沿いは向かい風が緩やかでありバイクのラストを心地よく締めくくれました。

  5時間1654秒=145キロ

 

ランは私の得意な種目です。どんなに苦しくても最後まで諦めずに笑顔で走り切ろうと心に誓いスタートをしました。中国地方はこの日梅雨明けし、米子市の最高気温は29.7度。

いつもの「灼熱の皆生大会」よりは過ごしやすいとは言えさすがに大会の終盤、ランの折り返しポイント、境港エイドステーションに到達した頃には脚が痙攣して悲鳴をあげていました。しかし、最後まで諦めない!ボランティア、沿道の皆さまに「ありがとうございます」と、大きな声で感謝の気持ちを伝え、すれ違う練習会のメンバー・県内外の仲間とエールを交わしました。

今回、家族と一緒にゴールは出来ませんでしたが、多くの仲間が出迎えて下さり一緒にゴールテープを切りました。この日の…この時のために…3年計画で一生懸命に練習してきました。ゴールの時は、全てが報われ最高に幸せな瞬間でした。

 3時間5416秒=42.195キロ

総合 10時間1140秒=190.195キロ

 

 

【おわりに】

トライアスロン皆生宣言に「一体となり大会を創る」日本のトライアスロンは、選手、スタッフ、家族、応援者の全てが一体となり創りだすものである。全員が主催者である気持ちを忘れず、大会と競技の発展に尽くす事を願う。と記されています。選手の皆さんは順位や記録などの成績も大切ですが、大会を支えて下さる多くの方がいらっしゃる事、ルールを理解し、マナーを守る事をもっと重要視しましょう。

6月下旬に大会コースを使用し練習された方において悪質な信号無視あり、地域の方から連絡があったと皆生大会のホームページに記載がありました。大多数の選手がマナーを守っていても、心無い一握りの選手のマナー違反で、大会が存亡の危機に見舞われることがあります。皆生大会は国内トライアスロン発祥の地として、他の大会の範を示す責務を負っています。トライアスロンが好きだから、そして皆生大会の伝統の灯りを守り続ける為に、私たち鳥取県選手は、他の選手のお手本となれる様に大会の時だけでなく、練習の時から、常日頃からスポーツ活動を通じて社会人としての健全な精神育成を目指される事を願います。

熱い中で大会運営をして下さった関係者の皆様・90人以上ものマーシャル・スタッフの皆様・4000人のボランティアの皆様、ありがとうございます。

皆生大会ファン、ご協力頂きました地域の皆様、ありがとうございます。

34 全日本トライアスロン皆生大会に挑戦の機会を与えて下さった鳥取県トライアスロン協会の皆様、ありがとうございます。

そして、初挑戦を支えて下さった石川道場のメンバーの皆様、家族、全ての皆様、ありがとうございます。

この場を借りて御礼申し上げます。

来年、35回目の記念大会となる全日本皆生トライアスロン大会・今年、設立20周年を迎えた鳥取県トライアスロン協会の益々の発展を願ってレポートを閉めさせて頂きます。

本当にありがとうございました。