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2022-06-08

世界に羽ばたけ~小原北斗 レース報告(アフリカ・トライアスロンカップ/チュニジア)

チュニジアで開催されたアフリカ・トライアスロンカップの大会報告が届きました。
小原北斗選手は既に帰国し現在、母校である流通経済大学の田山監督のもとトレーニングを再開しています。
頑張れ!北斗! 

                                20226月7日

鳥取県トライアスロン協会御中

     Africa Triathlon Cup Yasmine Hammamet(2022.6.4/Tunisia)  報告書

                                  小原北斗

結果 44/53    Swim 10’55  Bike 31’08   Run 17’55  Total 1’00’’39

 

アフリカ遠征2戦目となるチュニジアは、結果としては惨敗でした。

しかし、今回のレースではこれまでで1番学べたことや経験値として得られたものは多いと感じるレースになりました。

 南米チリでの2レースの時には不安や準備不足があり、体調を崩してしまい正直レースどころではないような状況にありましたが、今回のアフリカ2戦ではその部分は大きく改善することができて体調も良い状態でレースに臨むことができました。

 スイムではレース当日波が強く、ビッグウェーブの中でのレースでした。個人的には高波の中で泳ぐことに苦手意識がありましたが、今回は60名近くの人数でのレースでレースナンバーも前方だったので速い選手達の後ろについていこうと思い臨みました。

スタート直後から泳げていない訳ではなかったのですが、どんどん前と差が開いていくのが分かり、波でブイの位置もしっかり確認することができないまま気付けば第3ブイを回っていました。スイムアップをして、明らかに自分が出遅れていることが分かったのでビーチラン、トランジット、バイクの乗り出しを全力でいきました。  

 バイクの乗り出し後約1kmで集団に追い付きましたが、先頭がその後折り返しをしてきて、すれ違う時にかなり大きな差があることが分かりました。第1集団6名とすれ違った直後には約15名以上の第2集団が更にあることが分かり焦りました。

私は約20名程の第3集団に入ることができましたが、乗り出しで力を使ってしまいきつかったのですぐに前方の位置に上がれませんでした。集団内で徐々に位置は上げていきましたが、約10km程のところのUターンを攻めすぎてしまい落車をしてしまいました。

すぐに再スタートを試みましたが、チェーンが落ちていて直すのにかなりの時間がかかってしまいました。復帰後は更に後ろの集団に吸収され、ランスタートの時には前2つの大集団は全く見えないような状況でした。

 ランではスタート直後から、身体が動かず周りの選手にもついていけませんでした。それでもリズムを崩さないようにと意識しましたが、どんどんペースが落ちてしまい立て直しが全くできませんでした。

レース前はエジプトのレースの時よりも特にランのタイムを上げることができると少し確信があったので、この状況になって走れない自分の弱さをレース中感じて情けなかったです。

 今回ランキングが低い選手でも強い選手は沢山いることが分かり、特にヨーロッパ・オセアニア勢の選手の強さを体感することができ、レベルの高いレースで揉まれたことは今後の活動に向けて大きな経験になったと思います。

最近調子が上がってきていたスイムでも、まだまだ力を上げていかなければ戦えないということも分かったので、更にしっかりと考えながらトレーニングに取り組んでいきたいと思います。

 今回も次世代強化スタッフとしてのご帯同をされた武友さんには、次世代メンバーではない私達にも手厚いサポートをしていただきました。

武友さんをはじめ、いつも応援・サポートをしていただいている方への感謝を忘れずにこれからも目標に向かって励んでいきたいと思います。